玉手箱の言語、わたしが最初に間違えた解き方
玉手箱の言語は、対策サイトを見ると「慣れれば簡単」と書かれていることが多いです。でも、わたしは最初に受けた2社で言語がほぼ壊滅して落ちました。原因は問題が難しかったからではなく、解き方そのものを間違えていたからでした。この記事では、わたしが実際にやっていた間違った解き方と、直してから通過連絡が増えたやり方をそのまま書きます。
目次
最初に受けた玉手箱で起きたこと
大学3年の3月、本選考で初めて玉手箱を受けました。わたしが当たったのは趣旨判定と呼ばれるタイプで、長文を読んで選択肢をA・B・Cに振り分ける形式です。目安として32問を10分前後で解く構成でした。
結果から言うと、時間内に解けたのは半分と少し。残りは画面を見ることすらできずに終了しました。しかも解けた分も手応えがなく、数日後にお祈りメールが届きました。「言語は日本語だから大丈夫」と思って対策ゼロで挑んだ結果です。2社目も同じ受け方をして、同じように落ちました。
間違いその1:現代文と同じ順番で読んでいた
1つ目の間違いは、大学受験の現代文の癖で「本文を最初から最後まで読む→設問を読む→答える」の順番で解いていたことです。
趣旨判定は1つの長文に設問が4問前後ついています。本文を丁寧に読むと、それだけで2〜3分かかります。32問10分のペースだと1問あたり20秒弱しか使えないので、本文を全部読んだ時点でもう破綻しています。わたしが半分しか解けなかったのは、単純にこの読み方のせいでした。
直した後は「設問(判定する文)を先に4つとも読む→本文を見る」の順番にしました。先に設問を読んでおくと、本文のどこを確認すればいいかの当たりがつくので、読む量が半分以下になります。
間違いその2:「本文に書いてある=A」だと思っていた
2つ目の間違いはもっと致命的でした。趣旨判定の選択肢はおおむね次の3つです。
- A:筆者が一番訴えたいこと(趣旨)である
- B:本文に書かれているが、一番訴えたいことではない
- C:本文には書かれていない
わたしは最初、「本文に書いてあるかどうか」だけで判定していました。書いてあればA、なければC。つまりBをほとんど選んでいませんでした。
でもこの形式で問われているのは、AとBの区別そのものです。「本文に書いてある事実」と「筆者が一番言いたいこと」は別物で、むしろ引っかけとして「書いてあるけど趣旨ではない文」が多めに混ぜられている印象でした。ここに気づくまで、わたしは正答の仕組みを根本から誤解していたことになります。
直してから通過率が上がった解き方
3社目以降は、次の手順に固定しました。
- 設問の文を先に4つとも読む。 何を判定させたいのかを先に頭に入れます。
- 本文は最初と最後の段落を重点的に読む。 筆者の主張は結論部に置かれていることが多いためです(例外もあるので、途中の段落は設問に関係しそうな箇所だけ拾い読みします)。
- 判定は2段階に分ける。 まず「書いてあるか?」を確認し、なければC。書いてあれば「それが一番言いたいことか?」を確認して、YesならA、NoならB。この順番を機械的に守ります。
- 1問20秒を目安にして、迷ったら仮の答えを入れて進む。 玉手箱は前の問題に戻れないので、悩んで止まるのが一番損です。
特に効いたのは3の「2段階判定」です。AかBかで迷ったときに「これは筆者の結論か、それとも根拠や具体例か」と自分に聞くようにしたら、判断が速くなりました。この解き方に変えてから、WEBテスト落ちが明らかに減り、体感では半分以上の企業を通過できるようになりました(企業ごとにボーダーが違うので、あくまでわたしの場合です)。
練習で意識したこと
解き方を変えただけでは速度が足りなかったので、練習では次の3つを意識しました。
- 必ず時間を計って解く。 32問10分の圧を体で覚えないと、本番でまた精読に戻ってしまいます。
- 間違えた問題は「AとBのどちらで迷ったか」をメモする。 わたしの場合、間違いの大半が「具体例をAにしてしまう」パターンだと分かり、直すポイントが絞れました。
- 論理的読解(正誤判断)と混同しない。 同じ玉手箱の言語でも、正誤判断は「論理的に導けるか」を問う別形式で、判定基準が違います。受ける企業がどちらの形式かは、練習の段階で分けて把握しておくと安心です。
玉手箱は問題の種類が少なく、同じ形式が繰り返し出るテストなので、形式ごとの解き方を一度固めてしまえば短期間でも伸びやすいと感じました。この記事で書いた趣旨判定の手順を含め、わたしが実際の就活で使った形式別の解き方メモは普通の就活記録 WEBテスト解答集(1,480円・税込・買い切り)にまとめてあります。SPI・玉手箱・TG-WEBほか主要17形式に対応しているので、形式ごとの対策を一冊で済ませたい方は参考にしてみてください。
よくある質問
Q. SPIの言語対策だけで玉手箱の趣旨判定はカバーできますか?
出題形式が大きく違うため、SPI対策だけでは厳しいというのが実感です。SPIの言語は語彙や文の並べ替えが中心ですが、玉手箱の趣旨判定は長文をA・B・Cに振り分ける独特の形式です。少なくとも数回分は玉手箱形式で時間を計って練習しておくことをおすすめします。
Q. 自宅受験の玉手箱とテストセンター型のC-GABでは、言語の内容が変わりますか?
出題形式そのものは近いですが、C-GABは会場受験で運用面が異なり、問題数と制限時間の組み合わせも変わる場合があります。受験案内のメールにテスト形式が書かれていることが多いので、受ける前に必ず確認してください。形式名が分からないときは、案内文の受験時間の合計から推測できることもあります。
Q. 時間切れで後半が未回答のままでも、通過することはありますか?
わたし自身、最後の数問が未回答でも通過した企業がありました。玉手箱は正答数ベースで評価され、ボーダーは企業ごとに違うと言われているため、全問回答が必須とは限りません。ただし未回答が多いほど不利になるのは確かなので、ペース配分の練習はしておくべきです。
Q. 本番3日前に玉手箱だと分かった場合、何から手をつけるべきですか?
まず言語と計数を1回分ずつ時間を計って解き、形式に慣れることを最優先にしてください。玉手箱は同じ形式が繰り返されるので、短期間でも形式慣れの効果が出やすいテストです。3日あれば、言語は2段階判定の練習、計数は図表の読み取りを2〜3周はできるはずです。