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CABの「命令表」「暗号」とは何を測る科目か

この記事の内容は 2026-09-06 時点のものです。

IT系の企業に応募すると、案内に「CAB」と書かれていることがあります。開いてみると、言語も非言語も出てこず、代わりに命令表や暗号という見慣れない科目名が並びます。

CABの科目が、提供元の公開ページでどう説明されているかを見ます。引用は2026年9月6日時点の記載です。

目次

  1. CABは職務適性テストの区分に置かれている
  2. 4つの科目の説明
  3. 「暗号」は暗号解読ではない
  4. 「命令表」で問われているもの
  5. 同じ「四則逆算」でも玉手箱Ⅲと説明が違う
  6. 対策の順番
  7. よくある質問

CABは職務適性テストの区分に置かれている

日本エス・エイチ・エルのアセスメント一覧は、26点の製品を5区分で並べています。CABは職務適性テストという区分に、CCSQと2点だけで入っています。一覧でのCABの説明は「ITエンジニアやデジタル人材のポテンシャルを測定」です。

玉手箱ⅢやGABが入っている「総合適性テスト」とは区分が違います。汎用の学力を測る検査ではありません。職種に寄せた検査として作られていると、並びから読めます。

CABのページには、測定項目「四則逆算・法則性・命令表・暗号・パーソナリティ(OPQ)」、所要時間合計「72~95分」、実施形態「紙、Web、テストセンター方式」、ノルム「大卒」と書かれています。

4つの科目の説明

公開ページに載っている説明は次のとおりです。

四則逆算

様々な等式中の、未知数の数字を求める問題を通して、おおよその答えを速く正確に求める能力を測定します。

法則性

流れを持った図形群の中に潜む法則性を、速く正確に見分ける問題を通して、プログラマーとしての優秀性を測定します。

命令表

与えられた指示・命令を速く正確に記憶し、使いこなす問題を通して、コンピュータ言語への適応の度合いを測定します。

暗号

表面に現れている事象や現象から、背後に隠されている構造や関係を推理する能力を測定します。

パーソナリティは他のSHL製品と同じ文で、「4つの行動に関する記述の中から、自分に最も近いものを一つ、最も遠いものを一つ選び、職務上の行動特性を予測します。」と書かれています。

「暗号」は暗号解読ではない

科目名から身構えますが、説明を読むと暗号を解く知識を問うものではありません。書かれているのは「表面に現れている事象や現象から、背後に隠されている構造や関係を推理する能力」です。

記号の対応表を暗記して当てはめる作業ではありません。並んでいるものから規則を見つける側の問題です。法則性の説明も「流れを持った図形群の中に潜む法則性を、速く正確に見分ける」でした。この2科目は近い方向を向いています。

「命令表」で問われているもの

命令表の説明で目を引くのは「速く正確に記憶し、使いこなす」という部分です。指示の意味を考えるより、指示を覚えて連続して適用することが問われています。「コンピュータ言語への適応の度合いを測定します」という一文もそのまま書かれています。

プログラミングの経験が要るとは書かれていません。書かれているのは、経験ではなく適応の度合いを測る、という設計です。

同じ「四則逆算」でも玉手箱Ⅲと説明が違う

CABの四則逆算の説明は「おおよその答えを速く正確に求める能力を測定します」です。玉手箱Ⅲの同名の科目は「推理能力」を見ると書かれています。IMAGESの暗算は「推測によって選び取る」でした。記載の突き合わせは玉手箱・GAB・CAB・IMAGESの関係にまとめました。

いずれも「おおよそ」「推理」「推測」の側の言葉で書かれていて、正確に計算し切ることを求めていません。 1問ずつ完全に計算する解き方は、この科目の設計には合っていません。四則逆算と図表理解の違いは玉手箱の計数でつまずくところにまとめています。

対策の順番

科目の説明から素直に組むと、この順になります。

  1. 四則逆算。3形式に共通して出る唯一の科目なので、ここは投資が回収しやすい
  2. 命令表。ルールを覚えて連続適用する形式なので、慣れで速くなる幅が大きい
  3. 法則性・暗号。図形の規則を見つける2科目。まとめて練習したほうが効率がよい

所要時間合計は72~95分で、GABの80-90分と近い長さです。まとまった時間を確保してから受けてください。受検中に中断した場合の扱いは受検中に回線が切れた・中断したときにどうなるかに整理しました。

形式ごとの科目と解き方は普通の就活記録 WEBテスト解答集(1,480円・税込・買い切り)にまとめています。案内から形式を絞るWEBテスト形式判別ツールも無料で置いています。

よくある質問

Q. Web-CABとCABは違うものですか?

CABのページには実施形態として「紙、Web、テストセンター方式」と書かれています。就活の場で使われる「Web-CAB」は、このうちWebで実施される場合を指す言い方として広まったものです。呼び方が割れる理由は「ウェブテスト」「回答集」「テスセン」:WEBテストの呼び方が割れる理由に書きました。

Q. 文系でもCABを受けることはありますか?

あります。CABは職種に寄せた検査として作られていますが、誰に実施するかは企業が決めます。応募先がIT系であれば、学部にかかわらず案内が来る可能性があります。

Q. 言語の科目はないのですか?

CABの測定項目には言語が入っていません。GAB・玉手箱Ⅲ・IMAGESには「言語・計数・英語・パーソナリティ(OPQ)」と書かれていますが、CABは「四則逆算・法則性・命令表・暗号・パーソナリティ(OPQ)」です。同じ提供元でも中身が違います。製品どうしの並びは玉手箱・GAB・CAB・IMAGESの関係を見てください。

Q. 電卓は使えますか?

公開ページに科目単位での可否の記載は見つけられませんでした。受け方によって扱いが違うので、WEBテストで電卓が使える形式・使えない形式を確認してください。

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