ES使いまわしテンプレ.txt の作り方
この記事の内容は 2026-08-27 時点のものです。
エントリー数が増えると、毎回ゼロからESを書く進め方は成立しなくなります。1社あたり数時間かかるので、週に5〜6社の提出が重なった時点で手が止まるからです。対処は、先にテンプレを作り、企業ごとに書き換える箇所だけを差し替える形にする進め方です。使い回す部分と書き換える部分の切り分けまで並べます。
目次
テンプレを作る前にやること
先にやるのは、テンプレの執筆ではなく素材の棚卸しです。手持ちの話が何本あるかを把握しないままテンプレを作ると、途中で書けなくなります。
素材.txt
- 大学で力を入れたこと(ゼミ、サークル、アルバイト、長期インターンの有無)
- 高校までの話で使えるもの(部活、行事)
- 自分の性格の良いところ・直したいところ
- 苦手だけど取り組んだ経験
- 失敗から学んだこと
これを書き出すだけで、ESに使える「自分の話」の在庫が見えます。
テンプレは3本で足りる
ESで聞かれることは、ほぼ3種類に収まります。
- ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)
- 自己PR
- 志望動機
文字数の指定は400字・600字・800字あたりが多いので、各テンプレは「600字を軸に、削る・足す」で対応できる形にしておきます。
テンプレ.txt の中身
3本とも、構造は同じ考え方で組みます。
ガクチカ.txt の構造
- 何に取り組んだか(1〜2文)
- その中でぶつかった課題(1〜2文)
- 取った行動(3〜4文)
- 結果と、そこから学んだこと(2〜3文)
自己PR.txt の構造
- 自分の強みを一言で(1文)
- その強みが出たエピソード(4〜5文)
- 仕事でどう活かせると思うか(2〜3文)
志望動機.txt の構造
- その業界に興味を持った理由(2〜3文)
- 業界の中でその会社を選んだ理由(3〜4文)
- 入社後にやりたいこと(2〜3文)
ガクチカと自己PRは、同じエピソードを別の角度から書くことになるので、素材は重複させて構いません。サークルで人数集めに苦労した話を、ガクチカでは「課題への取り組み方」、自己PRでは「巻き込み力」として使う、という分け方です。
文字数を変えるときは、3項目目の「行動」を伸縮させて調整します。学びの部分を削ると話の締まりが悪くなるので、ここは触らないほうが安全です。
企業ごとに書き換える範囲
書き換えるのは志望動機が中心で、ガクチカと自己PRはほぼ固定で回せます。
書き換える.md
- 志望動機の「業界の中でその会社を選んだ理由」(会社固有の情報を入れる)
- 志望動機の「入社後にやりたいこと」(会社の事業に合わせる)
- 自己PRの最後の1文(その会社で活かせる形に寄せる)
会社固有の情報は、その会社のニュースリリース・採用ページ・社員紹介ページから1つずつ拾います。複数の会社で同じことを書くと志望度が伝わらないので、ここだけは時間をかける箇所です。
逆に、書き換えずに固定できるのは次の3つです。
- ガクチカのエピソード本体(同じ話なので変えようがない)
- 自己PRの強み部分(業界が大きく変わらない限り、同じ強みで通る)
- 志望動機の「業界に興味を持った理由」(業界単位でまとめておけば使い回せる)
ここを固定できる形にテンプレを組んでおくと、1社あたりの作業が「志望動機の一部を差し替えるだけ」に縮みます。
運用してみると分かること
- 1社あたりのES作成は40分〜1時間まで縮む
- 早く出せるようになると締切に追われないので、推敲の余裕が生まれる
- 同じガクチカを繰り返し書くうちに、面接でも同じ話が自然に出るようになる
- 業界が大きく違う会社(メーカーとSIerとコンサルなど)は、テンプレを別ファイルに分けたほうが混ざらない
注意点は1つで、テンプレに寄せすぎると志望動機が薄くなります。志望動機が薄いまま通ったESは、面接で深掘りされた時点で止まります。使い回してよいのはガクチカと自己PRまで、というのが切り分けの線です。