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WEBテスト対策

公式のSPI対策本はあるのか:提供元の回答は「ありません」

この記事の内容は 2026-09-07 時点のものです。

書店の就活コーナーに行くと、SPIの対策本が何十冊も並んでいます。表紙には「最新版」「◯年度版」と書かれていて、どれが本物なのか分かりません。周りが買い始めると、自分だけ持っていないのが不安になります。

冊数を決める手前に、片付けておく疑問があります。提供元は「公式のSPI対策本はありますか?」という質問に「ありません」と答えています。 以下は2026年9月7日時点の記載です。

目次

  1. 提供元の回答
  2. 「公認していない」という言い方の意味
  3. 対策の効果についても数字が出ている
  4. では何を準備するべきと書かれているか
  5. 何冊要るかを考える順番
  6. 買う前に決めておくこと
  7. よくある質問

提供元の回答

SPIを開発・提供しているリクルートマネジメントソリューションズが、学生向けによくあるご質問のページを公開しています。その中に、そのままの質問があります。

公式のSPI対策本はありますか? ありません。書店などで販売されているSPI対策の書籍は、弊社が公認しているものではありませんのでご注意ください。

「ありません」で始まる短い回答です。 続く一文で、書店で売られているSPI対策の書籍が公認されたものではないことも明記されています。

「公認していない」という言い方の意味

ここは丁寧に読む必要があります。公認していない、と書かれているだけで、内容が間違っているとも、役に立たないとも書かれていません。

この記事も「対策本を買うな」という話ではありません。分かるのは次の3点です。

  1. 提供元が監修した本は存在しない。 だから「公式本」「提供元監修」といった売り文句を見かけたら、そこを疑う根拠になります
  2. 収録されている問題は提供元が出したものではない。 各社が独自に作った、あるいは受検者の証言から再現した問題です
  3. 提供元は対策本の内容に責任を負っていない。 記載が実際と食い違っていても、それを直す立場にありません

同じページには、提供元がインターネット上の情報を見ていることも書かれています。WEBテスティングについてには「対策本やインターネットサイトのチェックを定期的に行い、必要に応じて項目の削除および新規項目の追加を随時行っています」とあります。対策本に載った問題は、提供元側で入れ替えの対象になり得る、という書き方です。

対策の効果についても数字が出ている

冊数の前に、効果の話も公開されています。SPIの能力検査とは?にはこう書かれています。

こうした能力は、付け焼刃の対策では、得点を大幅に上げることが難しく、実際、過去に行った研究においても、対策による本受検での得点向上の効果は「慣れ」程度のものでほんのわずかであることが分かっています。

ただし、記載はここで終わりではありません。

逆にいうと、受検に「慣れ」ておくことは非常に重要となります。

効果が小さいと言いつつ、慣れは重要だと言っています。 矛盾ではありません。上がらないのは得点そのもので、下がるのを防げるのが慣れの部分、という切り分けです。

合格ラインについても、同じよくあるご質問に回答があります。

合格の基準は企業によってさまざまですので、一概にいうことはできません。ただ、すべての問題を正解しなければならないわけではないので、解ける問題をしっかり正解できるように落ち着いて回答しましょう。

ボーダーの数字が公開されているのかを調べた話はWEBテストのボーダーは何割かに別途まとめました。

では何を準備するべきと書かれているか

提供元が挙げているのは2つだけです。

  • パソコンでの受検に慣れておく
  • 問題の形式を把握しておく

そして「対策本で勉強をしても大きく結果が変わらないことが実証されていますので、それほど練習する必要はありません。性格検査は、特に準備は不要です。本番で正直に回答すれば十分です」と続きます。

パソコンでの受検については、具体的な理由も書かれています。手元で計算して画面上で答えを選ぶ、次の画面に進むと前の画面には戻れないなど、パソコンでの受検には独特の回答方法や形式がある、という説明です。紙の問題集を解いても、この部分は慣れません。

性格検査への向き合い方は性格検査、「正直に答える」だけでは足りない理由に整理しています。

何冊要るかを考える順番

ここまでの記載から、冊数の前に決めることがあります。

  1. 自分が受ける形式を特定する。 SPIの本を何冊買っても、玉手箱やTG-WEBが来たら使えません。形式の見分け方は自分が受けるWEBテストの形式が分からないときに確認する順番にまとめました
  2. 受検方法を確認する。 テストセンターとWEBテスティングでは、出る検査の種類が違います。SPIの受け方は4つあるを参照してください
  3. 画面に慣れる手段を別に用意する。 紙の本ではここが埋まりません。受検開始前に説明画面や練習画面が用意されている、と提供元は書いています
  4. そのうえで、足りない科目に絞る。 網羅型を1冊増やすより、詰まった科目の情報を足すほうが目的に近くなります

形式ごとの科目と解き方は普通の就活記録 WEBテスト解答集(1,480円・税込・買い切り)に主要17形式ぶんをまとめています。1冊の対策本より安く、複数形式をまたげる構成にしてあります。

案内から形式を絞るなら形式を判別する道具を使ってください。無料の練習手段でどこまで届くかはWEBテストの練習、無料の限界にまとめました。

よくある質問

Q. 「公式問題集」と書かれた本は嘘ですか?

提供元は「書店などで販売されているSPI対策の書籍は、弊社が公認しているものではありません」と書いています。表現がどうであれ、公認された本は無い、というのが公開されている情報です。

Q. 対策本に載っている問題はそのまま出ますか?

出るかどうかは公開情報からは確認できません。ただし提供元は、対策本やインターネットサイトのチェックを定期的に行い、必要に応じて項目の削除および新規項目の追加を随時行っている、と書いています。

Q. 中古の対策本(年度違い)でもいいですか?

公開ページには年度差について書かれていません。判断材料になるのは、提供元が問題の入れ替えを行っていると明記していることと、対策の効果は「慣れ」程度だと書いていることです。

Q. 何も買わずに受けたらどうなりますか?

公開ページには、対策をしなかった場合についての記述はありません。書かれているのは、パソコンでの受検に慣れておくことと問題の形式を把握しておくことが勧められている、という点までです。

Q. 玉手箱やTG-WEBにも公式の対策本はありませんか?

この記事で確認したのはSPIの提供元の回答だけです。他社については別途確認が必要です。形式ごとの提供元の一覧はWEBテストは全部で何種類あるのかにまとめました。

この記事を書いた人

普通の就活記録

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